聖武天皇(しょうむてんのう)は、奈良時代の中期に活躍した第45代天皇です。当時は伝染病や争いが絶えなかったため、仏教の力で世の中を平和にしようと考え、仏教を強く信仰しました。
その一環として、全国に国分寺(こくぶんじ)と国分尼寺(こくぶんにじ)を建て、都である平城京には東大寺(とうだいじ)を建立して巨大な大仏をまつりました。
また、聖武天皇の時代には仏教中心の華やかな天平(てんぴょう)文化が栄え、天皇ゆかりの品々は東大寺の正倉院(しょうそういん)に今も大切に保管されています。
政治面では、743年に墾田永年私財法(こんでんえいねんしざいほう)を出しました。これは「新しく開墾(かいこん)した土地は、永久に自分のものにしてよい」と認める法律で、日本の土地制度を大きく変えるきっかけとなりました。