奈良時代の 752年、奈良の東大寺で大仏の完成を祝う 開眼供養(かいげんくよう) が盛大に行われました。
当時の 聖武天皇(しょうむてんのう) は、相次ぐ災害や伝染病(天然痘)、政治の混乱から国を守るため、仏教の力で国を安定させようとする 鎮護国家(ちんごこっか) の思想に基づき、大仏の建立を命じました。
天平文化と仏教政策
- 国分寺・国分尼寺: 聖武天皇は全国各地にこれらの寺を建てさせ、平和を祈らせました。
- 行基(ぎょうき): 当時、弾圧されながらも民衆のために橋や堤防を作っていた僧。聖武天皇は民衆の力を借りるため、行基を協力者として招きました。
- 正倉院(しょうそいん): 東大寺にある宝物庫。聖武天皇の遺品や、シルクロードを通って伝わった国際色豊かな品々が納められています。
正式名称は 盧舎那仏(るしゃなぶつ)。この巨大な仏像を作るために、当時の日本の銅の生産量の大部分が使われたと言われるほど、国家を挙げた大事業でした。