織田信長(おだのぶなが)は、尾張(愛知県)から名乗りを上げ、戦国時代の終わりを決定づけた革命家です。それまでの「古い常識」を打ち破る斬新なアイデアと冷徹なまでの実行力で、天下統一にあと一歩というところまで迫りました。
信長の快進撃は、1560年の桶狭間の戦い(おけはざまのたたかい)から始まります。わずかな軍勢で強大な今川義元を討ち取ったことで、その名は全国に轟きました。その後、足利義昭を擁して京都に入りますが、最終的に対立。1573年に義昭を追放して室町幕府を滅亡させました。
政治・経済面では、商工業を活発にするために楽市・楽座(らくいち・らくざ)を実施しました。これは、市場での税金を免除し、「座」という独占販売組織を廃止して、誰でも自由に商売ができるようにした仕組みです。また、通行税を取っていた関所を廃止し、物流をスムーズにしました。
軍事面では、1575年の長篠の戦い(ながしののたたかい)において、当時最新兵器だった鉄砲を組織的に活用し、最強と言われた武田氏の騎馬隊を破りました。
天下統一目前の1582年、家臣の明智光秀に裏切られ、京都の本能寺(ほんのうじ)で生涯を終えました。