空海は平安時代の仏教僧で、讃岐国(現在の香川県)に生まれました。
最澄と同じく、遣唐使に選ばれて唐に行き、密教を学びました。
帰国後に「信仰によってだれでも救われ、生きたままで仏の境地に近づける」という即身成仏の教えを国内に広め、真言宗の開祖となりました。
空海は和歌山県の高野山に金剛峰寺を建てました。
詩や文章にも優れて字もたいへん上手であったため、「弘法も筆の誤り」・「弘法筆を選ばず」などのことわざにも使われています。
空海は62歳のとき高野山で亡くなり、弘法大師の尊称がおくられました。