712年、現存する日本最古の歴史書である 古事記(こじき) が完成しました。
天武天皇の命令によってつくられたこの本は、 稗田阿礼(ひえだのあれ) が暗記していた帝王の系譜や神話を、 太安万侶(おおのやすまろ) が筆記してまとめました。
古事記の内容と目的
- 内容: 世界の始まり(神話)から、歴代の天皇の業績、推古天皇までの歴史が描かれています。
- 目的: 天皇による支配の正当性(なぜ天皇が日本を治めるのか)を、国内に示すためにまとめられました。
- 特徴: 当時の日本語を漢字の音や訓で書き表す、独特なスタイルで書かれています。
後に完成する 『日本書紀』 が、外国(中国など)を意識して公的な歴史を漢文で記したのに対し、『古事記』はより物語性が強く、国内向けの記録としての性格が強いのが特徴です。