室町時代に日本と明の間で行われた貿易で、日明貿易ともいいます。 3代目将軍の足利義満のときに幕府の財政が苦しくなっており、これを解決するために財源を確保する必要がありました。 さらに明からの海賊、倭寇を取り締まってほしいと依頼がありました。 両方の問題を解決するため、足利義満は明との貿易を始めました。 倭寇と区別するため勘合符を使用したので勘合貿易といいます。 日本からは刀剣・扇・屏風が輸出され、明からは銅銭・絹織物・書画などが輸入されました。