1973年、エジプトとシリアがイスラエルへ侵攻したことで第四次中東戦争が勃発しました。この戦争をきっかけに、世界経済を揺るがす大きな事件が起こります。
石油危機(オイル・ショック)の発生
アラブ諸国の産油国が、イスラエルを支持する国々に対して石油の輸出制限や価格の大幅な引き上げを行いました。
- 物価の高騰: 石油価格の上昇により、さまざまな商品の値段が跳ね上がりました。
- トイレットペーパー騒動: 物不足を心配した人々がスーパーに殺到し、トイレットペーパーや洗剤などを買い占めるパニックが起きました。
- 経済への打撃: 日本の経済成長率は戦後初めてマイナスを記録しました。
高度経済成長の終わり
1950年代半ばから続いていた日本の高度経済成長は、この石油危機をきっかけに幕を閉じました。その後、日本は省エネ技術の開発や産業構造の転換を図り、「安定成長」の時代へと入っていきます。