1941年8月、アメリカのルーズベルト大統領とイギリスのチャーチル首相が軍艦の上で会談し、共同宣言として発表したのが大西洋憲章(たいせいようけんしょう)です。
宣言された主な内容
まだ第二次世界大戦の最中でしたが、「戦争が終わった後の世界をどうするか」という平和への構想が示されました。
- 領土の不拡大: 戦争によって他国の領土を奪わない。
- 民族自決: それぞれの民族が自分たちの政治形態を選ぶ権利を尊重する。
- 国際協力: 経済的な協力を行い、すべての人が恐怖や欠乏から免れる世界を目指す。
- 安全保障体制: 将来的な武器の使用を制限し、平和を維持する仕組みをつくる。
歴史的な意義
この宣言は、のちに作られる国際連合(UN)の理念的な基礎となりました。連合国側が「私たちは正しい目的のために戦っているのだ」という大義名分を世界に示した重要な文書です。