1932年5月15日、海軍の青年将校らが首相官邸を襲撃し、犬養毅(いぬかいつよし)首相を暗殺しました。これが 五・一五事件 です。
事件の背景と理由
世界恐慌による深刻な不景気や、満州事変に対する国際的な批判に対し、当時の政党政治(話し合いで進める政治)では解決できないと考えた軍部の一部が、武力によって現状を打破しようとしたのがきっかけです。
歴史への大きな影響
- 政党政治の終了: 1924年の加藤高明内閣から続いていた「憲政の常道(議会の多数党が内閣を組織する慣例)」が崩れ、政党政治が幕を閉じました。
- 軍部の発言権拡大: この事件以降、内閣に軍人が入ることが当たり前になり、政治が軍部の意見に左右される軍国主義への道を進むことになりました。