1925年、普通選挙法と同時に制定されたのが 治安維持法 です。この法律は、大正デモクラシーの流れの中で高まっていた社会主義運動や共産主義運動を抑え込むために作られました。
取り締まりの対象
この法律では、主に以下の2つを目的とする結社や活動を禁止しました。
- 国体の変革: 天皇制を否定しようとすること。
- 私有財産制度の否定: 社会主義や共産主義のように、個人の財産を認めない考えを持つこと。
なぜ「普通選挙法」とセットなの?
普通選挙によって有権者が増えると、労働者や農民の支持を受ける社会主義勢力が議会に進出する可能性がありました。政府は、選挙権を広げる代わりに、政府にとって危険な思想を徹底的に取り締まるための「歯止め」としてこの法律を制定したのです。