1716年、江戸幕府の第8代将軍となった 徳川吉宗(とくがわよしむね) は、幕府の財政難を立て直すために大規模な政治改革を行いました。これを 享保の改革(きょうほうのかいかく) といいます。
享保の改革の主な内容
- 上米の制(あげまいのせい): 大名に米を献上させる代わりに、参勤交代の江戸滞在期間を半分に短縮しました。
- 新田開発の奨励: 財政を支える年貢(米)を増やすため、新しい田んぼの開発を積極的に進めました。
- 目安箱(めやすばこ)の設置: 庶民の意見を政治に反映させるため、投書箱を設置しました。ここから「小石川養生所」などが誕生しました。
- 公事方御定書(くじがたおさだめがき): 裁判の基準を統一するため、成文法を整備しました。
- 漢訳洋書の輸入制限の緩和: 実学を重んじ、キリスト教に関係のない洋書の輸入を認めました。
吉宗は米の価格調節に苦心したことから 「米将軍(こめしょうぐん)」 とも呼ばれています。