現在のペルー、ボリビア、エクアドルにまたがる広大なアンデス地域には、13世紀ごろから インカ帝国 が繁栄していました。
インカの人々は、マチュピチュに代表されるような巨大な石造建築や、精密な石の加工技術を持っていました。文字は持たなかったものの、「キープ(結縄)」という紐の結び目で情報を記録する独自の文化を築いていました。
しかし 1533年、金銀などの資源を求めてやってきたスペインの征服者 ピサロ によって、皇帝アタワルパが捕らえられ、帝国は滅亡しました。
その後、スペインによる激しい搾取が行われ、先住民たちは過酷な労働やヨーロッパから持ち込まれた病気によって激減し、南米の社会は大きく変貌することとなりました。