平安時代後期、天皇が自分の位(くらい)を後継者にゆずり、自らは 上皇(じょうこう) となって、天皇に代わって「院(いん)」で実際の政治を行う仕組みが始まりました。これを 院政(いんせい) といいます。
1086年、 白河上皇(しらかわじょうこう) が行ったのが最初です。白河上皇はその後、出家して 法皇(ほうおう) となっても、長きにわたって実権を握り続けました。
白河・鳥羽(とば)・後白河(ごしらかわ)と3代にわたって院政は続き、これまで力を持っていた藤原氏(摂関家)を遠ざけました。この院政の時期、上皇は自らの護衛として 武士(ぶし) を積極的に取り立てたため、武士が政治の表舞台に立つきっかけとなりました。
覚えておきたい用語
- 院(いん): 上皇が政治を行う場所のこと。
- 北面の武士(ほくめんのぶし): 白河上皇が「院」の警備のために設置した武士団。