平安時代中期、東北地方(当時の呼び方は奥羽:おうう)で大きな戦乱が起きました。
1051年、陸奥(むつ:現在の岩手県・青森県など)の強力な豪族であった 安倍氏(あべし) が、朝廷の命令に従わず反乱を起こしました。これを 前九年の役(ぜんくねんのえき) といいます。
朝廷はこれを鎮めるために 源頼義(みなもとのよりよし)・源義家(みなもとのよしいえ) の親子を派遣しました。源氏は出羽(でわ:現在の秋田県・山形県)の豪族である 清原氏(きよはらし) の協力を得ることで、12年間にわたる激しい戦いの末、ついに安倍氏を滅ぼしました。
この戦いを通じて、源義家は東北の武士たちから厚い信頼を得ることになり、 源氏(げんじ) が東国で強い勢力を築く大きなきっかけとなりました。