鑑真は奈良時代に来日した唐の仏教僧です。彼は唐の揚州で生まれ、14歳で出家して天台宗や律宗を学びました。 ※天台宗 :大乗仏教の宗派のひとつ ※律宗 :戒律の研究と実践を行う仏教の宗派のひとつ 日本の留学僧の要請で、中国の唐から日本への渡航を決心しました。 しかし渡航はなかなか成功せず、鑑真は激しい疲労などにより失明してしまうのです。 遣唐使である阿倍仲麻呂らと共に渡航を試みたこともありました。 そして753年に6度めで渡航に成功し、来日してからは律宗を広めました。